11月30日、京都で開催された、動物の法と政策研究会主催のセミナーに参加しました。
京都市動物愛護センター所長伊東様から、センターの取組みと、まちねこ活動支援について。やはり殺処分の80%は所有者不明の子猫であり新生猫。地域猫しか殺処分を減らす手立てはないので「まちねこ活動」を支援し、無料手術をしているというお話しだが、聞いていて、ボランティアに丸投げのようにも感じたのは私だけだろうか?
次に杉本彩さんの挨拶。社会に影響のある芸能人が発信してくださるのはとても有り難いことです。請願署名、是非お願いします。
次に研究会猫部会部会長宮崎様から行政アンケート結果について膨大な資料。すごい!です。
その後、西山獣医師による「なぜ動物病院によって不妊去勢手術料金が異なるのか」は米国では2種類の病院(一般病院
とHQHVSN)が当たり前のようにあり、HQHVSNとは多数の動物に行う質の高い不妊去勢手術専門のクリニック。行政や動物愛護団体施設、低所得者が利用。低料金の仕組みは独立採算でスピードと数、1人でやってるので人件費もいらず、でも安全性は一般手術よりも安全という数字がでている。手術だけなので、一般病院と必ず連携し、助け合っているそう。色々な仕組みが聞けて良かったです。
最後にNPO法人アナイス理事の髙木様。髙木さんの講演を聴くのは本当に久しぶりで、聴いた後はいつもニンマリしてしまいます。地域猫活動を16年していますが、活動だけしてると当たり前であることを忘れていたり、どう説明して理解してもらおうかと悩んだりもあるのですが、髙木さんの講演でハッとさせられたり答えが見つかったりと、やはり勉強は大切と実感します。今回、とても心に残ったのは、野球などのコーチをボランティアでやってると「ご苦労様、大変ですね」となるのに、同じ地域のためにやってる地域猫活動のボランティアには、「猫が好きなんだね」となる。
野球やサッカーなどの子供達の練習や試合は親御さんが交代で飲み物や差し入れなどしてるけど、地域猫をお世話してる人達は餌も手術費も自腹。同じ地域貢献してるのに。このギャップ!!
よく地域猫活動をそこでやってるから捨てられるという人がいるが、捨てる人はそこまで考えて捨ててない。地域猫活動をやってるから捨てられたとわかる訳で、何もしてなければ捨てられたことも増えててもわからない。確かに!
地域猫活動をする上で大切なことは、「お困り事を解決するという形に持っていくこと。」
懇親会では、参加者の紹介もあり、全国(北海道から九州まで)から沢山の人が参加されてたことを知りビックリ!
当会メンバーの中島弁護士も一緒に参加したのですが、若い弁護士さんの多さにもびっくりしたと同時に、昔とは違い動物問題に真剣に向き合ってくださってる弁護士さんが増えてることにとても感激しました。
写真、一枚しか撮れず💦撮り忘れてしまいましたが、会場は満タンで熱気がすごかったです!
主催された動物の法と政策研究会の皆様、お疲れ様でした。
有意義な時間をありがとうございました。