3月3日「ケアマネねっと」終わりました

大府市高齢者相談支援センター開催、ケアマネージャーさん対象の講習会「ケアマネねっと」に講師として参加しました。
今回のテーマは「災害時の備えについて考える」でした。

市の危機管理課からは、災害発生時に怪我なく生き残るためのLCP(生活継続計画)と災害が起きた後の避難、避難所について。
人のことばかりで、最後にチラッと屋根の無いペット用の避難場所の説明がありましたが、せめてテントを張らなくていいように、屋根と床のある所を確保すべきだ!!
地域福祉課からは、要支援者対策として、福祉避難所について位置付けの見直しと受入対象者など具体的な話がありました。

当会からは、先ずは猫のことを知ってもらうことが大切と、猫の習性や繁殖力を交えながら、高齢者の入院や施設入所、又は亡くなられた時による飼い猫の置き去りを防ぐための事前準備(猫カルテ作成やペットの委託先を決めておく等)や、玄関に猫を飼っている印を貼るとか、特に猫は日頃からのケージやキャリーバッグを活用をしておくと災害時に役に立つということと、実際にあった高齢者からの相談をお話しさせていただきました。
猫(ペット)カルテや猫を〇匹飼ってるという玄関表示は、是非、社協で作ってほしいです。
今日のことがきっかけとなり、置き去りにされるペットをなくすための事前準備を、さまざまな機関(行政や福祉現場の人たち等)が連携して、日頃から相談にのり情報を共有し、問題が起きる前に対処していける仕組み作りができていくことを望みます。問題が起きてからでは遅いのだから。

ケアマネジャー、高齢者相談支援センター職員、社会福祉協議会職員と20人程参加してくださってました。犬は散歩があるし、鳴き声で飼っている家がわかりますが、猫は完全室内飼いだとご近所付き合いがなければ尚更分かりません。やはり、高齢者のお家に出入りしてる民生委員やケアマネジャー、ヘルパーさんの情報がとても重要になってきます。猫を飼ってないとなかなかわからないこともあるかと思いますが、少しでも伝えることができて良かったです。こういう機会を与えて下さりありがとうございました。

可哀想

今の時期、相変わらず子猫を連れてきた、子猫が庭にいる、との相談が絶えない。
当会は地域猫にしていく相談のお手伝いはしますが、子猫の保護はお断りしています。
自分の目の前から野良猫が居なくなってほしいという相談には勿論何もできませんが、可哀想だから何とかしてくれという相談には、相談者である貴方が行動してくれなければ、お手伝いできません。地域の問題なので、地域の人が、可哀想と思う貴方が、行動を起こしてくれなければまた同じことの繰り返しになります。

可哀想、人によってその思いも種類も違います。ある相談者は、餌を食べに来てる野良猫が足を怪我してるから、病院に連れて行きたいがどうしよう、と。よく聞くと、去勢手術もしていないそうなので、麻酔かける時に手術と一緒に診てもらうといいですよ、とトラップを届けた。1匹だけ食べに来るのではなく、4匹来てて未手術。メス2匹はお腹が大きいと言うので、不幸な猫が増えないように、手術して欲しいとお願いし、メス1匹トラップに入ったので手術。お腹に5匹いたそう。もう1匹のメスはもっとお腹が大きかったそうだから、多分産まれたと思う。オスも手術してとお願いしたら、トラップに入ってるのを見るのが可哀想だからもうやらない、と信じられない言葉!え?っと聞き返したが、トラップに入ってあばれるのが耐えられないからできない、って(布被せてればおとなしくなってるのに)。獣医さんに行くまでの間だし、不幸な猫が増えることの方が可哀想じゃない?と手術することの利点など話しても、檻に入れるのは可哀想の一点張り。ここの地域も手術費は地域が負担してくれて、区長さんも地域猫の回覧チラシを作成し市のパンフレットと一緒に回覧してくださったりと野良猫を減らすためにやってくださってるのに、餌を与えてる人の意識がこんなではどうしようもない。自治区には報告したが、区長さんたちも可哀想って意味が….。と、絶句。
呆れてても仕方ないので、増えることが可哀想と思う他の餌を与えてくださる人をを探すしかないな

餌やりさんのための看板


いい事をしている餌やりさんが悪者にならないためにも、環境課が作成しました。
この看板は、1〜4の書かれてることを守って猫を管理してくださってる方にしか渡せません。
堂々と餌やりができるようにと環境課も考えてくれてます。
市内で猫を管理してくださってるサポーターさん、この看板を掲示し、力を合わせ地域猫対策を推進しましょう。環境課又は当会にご請求ください。
また、下記チラシは当会が作成したもので、地域猫のチラシと一緒に回覧してもらっています。

遅くなるほど苦しくなる

6月から、子猫が産まれたという相談がいっぱい入り、てんやわんや。産まれる前に言ってほしいが、自分の猫ではないし、地域猫活動を知らなければ尚更餌は与えても、手術までお金をかけるなんてことにはならない。それがどんな結果になるのか、思いもしないのだろう。
確かに責任はないし、餌を与えてる人だけに責任を押し付けることも違うと思うが。でも、猫の事を可哀想と思い餌を与えているのであれば、猫の事も考えてほしい。増えればどうなるのか?餌も足りなくなり、縄張りを追われる猫もでてくる。特にオスは。
相談のあったこの場所も手術した13匹中10匹がメスだった。なんと!仔猫は21匹!!
一面畑で民家はポツポツ、でも、300メートル先は住宅地。
そちらにも流れてると思う。
「初めは3匹だったのに」と餌を与えてた人は嘆くが….。
ここの地域は自治区が地域の問題と捉えてくれ、今年度から区が手術費の市民負担分を補助して、無料で手術ができる仕組みとなっている。地域猫活動についての回覧も区長が作成し、回してくれた。それもあってか、相談する気になった餌やりさんもそれならと順次仔猫15匹を保護し(当会も6匹保護)譲渡できるようお世話してくれ譲渡会にだしてもらっている。だから当会も手伝える。丸投げでは手伝えない。

でも、不妊手術してわかったのだが、頭数が多いため、餌が全匹にいきわたらず、栄養不良の猫が多く、流産していたり、お腹の中で子供が亡くなっててお腹が膿だらけだった子もいて、手術したことにより命拾いした。産まれても、亡くなってる仔猫もいた。もっと早く相談していればと悔やまれるが、今回の事で餌やりさんは、人と猫が共生していくにはどうすべきか、という事がよーくわかったと思う。


全ての仔猫を救ってあげたいが、それは無理。過酷な外の生活では産まれた仔猫が成猫まで生きられるのはほんの少し。そんな亡くなってしまう命を無くすためにも産ませないようにしていく不妊去勢手術が重要になってくる。

岡村市長、ナイス❣️

8月大府広報の「市長の一言」

今年度は動物愛護条例もできます!当会も意見を求められました。関われたことが嬉しかったです。9月には、パブリックコメントもあります。是非、是非、ご覧になってご意見お願いします。

探してます!!️

大府市横根町のお家から脱走しました。
見かけたら、追いかけたりしないですぐに連絡くださるか、餌付けしてくださると有難いです。
どんな些細な情報でも結構です、見かけた方はご連絡下さい!!

ホームページを新しくしました

当会が活動を始めて、早いもので、もう10年を迎えます。10年一昔といいますが、あっという間であり、無我夢中だった。昨日の事のように、出来事全てが思い出されます。そのくらい衝撃的な出来事が多かった。

この10年、様々な人達に助けていただいたお陰で続けてこられたのだと思います。本当にありがとうございました。
中でも、5件の協力病院、獣医さんのお力添えがなければできなかった活動です。感謝いたします。

全ての野良猫を救えないジレンマと心の痛みに耐えながら、地域猫のボランティアは皆、活動しています。

野良猫の現状が、とても過酷であることを知り、
ボランティアの現状も、とても過酷であることを経験し、
夜な夜な寝る時間を削ってまで野良猫の命を守るために餌を与えている人がいることを知りと、
地域猫活動をしなければ知るはずもなかったことを知ってしまい、何とかしなければいけないと思う人達が過酷であるにもかかわらず活動を続けている。これはボランティアだけの活動ではありませんし、ボランティアだけではできません。
まだまだ地域によっては差がありますが、それでも年々、行政と警察との協働意識が強くなってきてると思います。

地域、猫対策。
野良猫問題は地域が取り組まなければ解決していきません。
当会にも限界があります。
あまり会の会計実状は、年度の会計報告しか出していませんが、会員個人の負担がすごく多いです。ガソリン代は勿論のこと、保護(病気や怪我などでリリースできない猫)や術後のケアで使うシートやフードなどは殆ど自腹です。
より救える猫が増えるためにも、ご寄付下さると助かります。

お知らせ、ブログ、飼い主さま募集中の猫の紹介など
更新していきますので、これからもどうか
よろしくお願いします!!